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どんな映像を撮影するかでドローンの種類を使い分ける

ドローンの種類

回転翼機

ドローンの種類 写真

ドローンの中で回転翼機に分類されるタイプは、翼を高速回転させて空中を飛行 するので翼がとっても重要なパーツとなります。 羽を回せばどうなるか、そこには強い風が発生します。 この風の力を利用して大空を駆け巡ったり、雲に向かって舞い上がっていきます。 回転翼機のドローンの特徴は、ほぼ真上に高度を上げることが可能な点でしょう。 飛行機のように水平方向へと進行しながら少しずつ上昇するのではなくその位置 から垂直に登れるので、発着陸にあまり広い場所を要しません。 このことはドローンを使用するのにとても大きなメリットとなります。 助走をつけてからでないと青空や曇り空に飛び立てないのであれば、離陸するにも 着陸するにも場所を選ばなければなりません。 野原や平原が身近にある環境ならばそんな心配は無用ですが、都会でドローンを 使う機会が増えていくことが考えられる今、回転翼機の需要が高まると誰もが予想 しているでしょう。 狭いエレベーターほどの面積か、ちょっと大きなラジコン飛行機を収納できる位の スペースさえあれば離陸できるので、空き地の少ない都心部では回転翼機はとても 扱いやすいドローンとなります。 ただし回転翼機は常時エネルギーを消費してモーターを回転させなければならない ため、長時間の駆動には不向きとなります。 燃費が悪いとでもいいましょうか、一度に飛行可能な時間と距離が少ないのが難点 ですので万能のドローンとはいえません。



固定翼機

固定翼機のドローンは回転翼機とは違って離着陸にほどほどのエリアがなければ 使いこなせないので、購入しても自宅付近で使うことができない恐れもあります。 一軒家でも屋上がなかったり離着陸に十分な広さのお庭がなければ自宅の敷地内 から発進させることは無理となるので、あまり人のいない公園や河川敷まで出かけ なければ使用することは叶いません。 これはけっこう問題にする人もいそうな点で、すぐにドローンを飛ばせないこと になるのでちょっと不便に思えるでしょう。 緊急の用件ですぐに使いたい、そんな時にスピーディーに離陸させられないのは きっともどかしくて仕方がありません。 朝目覚めたらすぐにドローンを飛ばしたい、空に浮かぶ夢を見たからなんとなく そんな気分で目覚める日もあるでしょうが、そのために徒歩10分の位置にある公園 まで向かわなければならないのなら、公園への道のりの途中で寝起きの時に 抱いていた情熱も失せてしまい「やっぱりやめた、引き返そう」となります。 なのでどこでもすぐに飛ばしたい、そんな使い方を想定しているのなら固定翼機 はあまり期待に応えられないかもしれません。 ですが回転翼機のドローンよりも使用するエネルギーは少ないので、長距離飛行 を行うのであれば固定翼機のほうが勝るでしょう。 そのへんは使用法も考慮して選んでください。


チルト機

固定翼機と回転翼機のメリットを両方とも備えているのがチルト機になります。 つまり回転翼と固定翼を使い分けて飛行するので、燃費もよくて離着陸のスペース も少ない優れものとなります。 出発時は固定翼ではないほうの翼を使い真上へ上昇し、そこからの空の旅は エネルギーの消費が少ない固定翼で行うため、使い勝手もよく様々な用途で活躍 すること間違い無しのスーパーマシンです。 ただし2つのドローンを組み合わせたようなものなのでその分取り扱いの難易度は 高くなり、マシーンの作りも2倍近く複雑になっていると考えましょう。 固定翼機と同じだけのメンテナンスでは整備不良になりますし、両方のドローン についての知識がなければ満足に使えないかもしれません。 ラジコンで例えるなら左右の操作だけではなく上下の動きも行う、そんなイメージ になるかもしれませんがちょっと的外れかもしれません。 とにかく2種類のドローンを合体させたような機械なので、操作するのも メンテナンスも2種類分との覚悟をしておきましょう。 本体価格も複雑なつくりになっているためやや高く、固定翼機や回転翼機を購入 するよりも大きな出費となりそうです。 ですが性能、とりわけ実現可能なプランの幅は固定翼機と回転翼機とは比較に ならないほどですので、上級者にはお勧めのタイプとなります。



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